甘能美にあふれた世界

感性と感情に浸る時間を過ごします。

陽子さんの基礎

まっすぐな線を描く。納得のいく線を。

武井壮の話。

まっすぐの高さに腕をあげる、ちょっと高かったな…という微調整ができるのは、正しい位置を知っているから。正しい位置を知るには、積み重ねてきたことが生きてくる。

 


陽子さんも、気持ちいい線を描くために、吐きそうになる程紙一面に線だけを描いた。

 


私「私はそれやったら最初はできるけど途中で出来なくなりそう。すぐその先を求めちゃう」

陽子さん「それでいいと思うよ!それが必要じゃないって事だよきっと。逆に私はあなたみたいな絵が描けないもん。歪んだ線とか、周りにばぁっと広がっていくような絵は私には描けないからすごいなぁと思う。自分の描けない絵を見て嫉妬することもあった。曼荼羅を描いていくなら、ヘナみたいな柄も描けるようにならなきゃって。でも、私が描きたいのは別に曼荼羅というわけじゃないんだよね。今は曼荼羅という言葉が一番近いからそう言ってるけど。やっぱり自分の好きなように描いていく事かな。」

それが新しい風になるって言ってると思った。これが開拓だと思った。

 


自分が一番大切にしてる目的を見失わないように。認められたいという気持ちだけになったら全く別物になるよ。