甘能美にあふれた世界

感性と感情に浸る時間を過ごします。

大きな壁

「自分の感じた事や思った事を、兎に角どこかに書いて人に見てもらえ」と、とある本に書いてありました。コメント欄は非表示で人の意見を気にしない、書けば自分の考えをしっかりと持てるようになっていく、と。

自分のマイナスな事は書くべきではないと思いますが、とても自分だけの事とは思えないので、書きたい事を書きます。私の日記じゃなくて、誰かに向けての書き物だから。

 


◆◇◆

私は今、生まれて初めて巨大な壁の前に立ち、挫折寸前です。

というのも、私は我慢をあまりしてきていません。小さな我慢は人並みに経験してますが、これ程の我慢は人生初です。


大学を卒業する時、私は自分の人生に感謝をして生きたいと思いました。

家族や先生方のお陰で、点と点であったものがある拍子に線になる。また別の線が生まれ、線と線が繋がって長い道になる。そんな、一つも無駄のない人生を生きる事が出来たからです。


だからこそ。社会人になるなら、育ててもらったスキルを使って仕事をしたいと思ったし、それをさらに磨きたいと思いました。


そうして選択肢に挙げたのが、役者として忍者になるか、先生になるか。


前者は自己満足やパフォーマー心の表れ。後者は誰かの為という気持ちの表れ。

結構本気で悩みました。(バトントワリングをやると決めた時も、孫悟空みたいに長い棒を振り回したいと思ったのが理由な程ですから。)


結局私は先生になりました。

公務員ではありません。

公務員の教師にはなりたく無いのです。

理由は、校長先生や理事長先生、教育委員会、なんやかんや…の方針やら伝統やらなにやらに則らないといけないからです。

変化を求められる今この時代に、

"今までの日本の学校"という目に見えない無駄な何かに従うのも引っ張られるのも嫌だからです。

…でも会社員も社長や経営方針に則らないといけないんです。知ってはいたけど、やはり私にはしんどいことでした。

 

 


会社の利益の為に、会社の色に染まってくれと上司や先輩が言う。

私は今の所出来ていません。

会社の色に染まる事で、自分の色が消えてしまう事を恐れています。それが誰かのため、自分の為だと思えないから。

結果的に、会社の先輩や上司の教えを自分のものに出来ず、戦力外通知を受けました。(リストラじゃないよ?)

 

私はこだわりが強くて、あれもこれもが出来ません。気に入ったものを近くに置き、自分のものにします。

そうでないものは真似したくない。

だから、そもそも私が求めているものが無いこの会社の色に染まれる理由なんてありはしないんです。

 

 

ここにいるのはステップを上るため。

自分の夢を叶える肥やしのため。

いくら戦力外通知を受けても、痛くもかゆくも無い。だって私はその先を見てるから。

ここで学べる気がしない。

来年には辞めます。

 

次は実力で手に入れます。

伝統も無駄なしがらみもない場所で。

"新しい"ものを…

経験も。

実績も。

信用も。

仲間も。

居場所は、自分で作ります。