甘能美にあふれた世界

感性と感情に浸る時間を過ごします。

ゲームだけどゲームじゃなかった!

1年前に転職した。
3年培ったものを活かせる環境に出会えた。

 

1年経った。
後輩が増えた。

 

部下ではないから指導はしない。
その代わり背中を見せていこうと思っている。
だから、後輩が育たなければ自分に原因があるのだというルールを作った。

 

私はこの人生で部下を持ったことがない。
自分が誰かの部下になった事はあるから、その時に度々考えた。
「自分が部下を持ったらどう指導していくか」

部下はいないが、いたらどう動くかなと、この一ヶ月過ごしてみて気づいた。

私は優しく育てる事はしない。

 

まず後輩の人間性や考え方を分析してどう付き合うかを決めるが、その時点で気にかけるか気にかけないかを決める。後輩が多いので全員に自分の時間を割く事が出来ない。自分の仕事が疎かになるような仕事はしたくない。

 

すると、気にかけないと決めた相手の情報を集めなくなった。だから"どんな状況"で"この顔"なのかは分からなくなった。
その相手に私のフォローは入らない。

 

でも、
気にかけないと決めた相手から私へコンタクトを取りにくれば自然と情報も増え、自然とフォロー行動を起こした。

 

つまりそーゆー事かと思った。

 

以前、"気にかけてもらう努力をしろ"と言われた事がある。選択肢の無いせまーい世界の中で。

当時、その上司に気にかけてもらう事にメリットを感じなかったから、そんな努力をしてやるものかと思った。今、間違ってたとも思わない。

 

もし、気にかけてもらう事になにかしら感じるものがあるならば、自分で気にかけてもらう努力をすべきだ。それがきっかけで自分の助けになるかもしれない。


その言葉は間違っていないと思う。

 

「メリット」という言葉を使ってしまう私は腹黒いと思うが、それも性格だと理解してる。

 

ただ、一番伝えたいのは、
私の一番近くにいる後輩は気にかける・かけないの前に、"守りたい"と思わせる人間性だった。


それ程素直で、純粋で、まっすぐで頼りになる子だった。

私の言葉を鵜呑みにせず、きちんと考えて答えを出そうとする。吸収して自分の引き出しにしまう努力をする。笑顔を心掛ける事ができる。

こういう事を教えるのも部下、後輩指導だと思うが、その子はもう持ってた。だから知識と経験をつければ自然と力を発揮するようになるだろう。

 

私はその子を鏡とし、自分を高めようと決めた。
そういう環境に在る自分は、幸せ者だと思った。

毎年学ぶ事があってとても嬉しい。
常に挑戦できて楽しい。
人生は選択と決意だ。
Final Fantasyだ。
ゲームだけどゲームじゃなかった!!